亀田一家に関する報道ついて 「意地悪ねえ」 と思うことも結構ある。 ボキャブラリーの少ない親父の言葉尻をとらえて苦言を呈してみたり(でも反則指示はしてたよな)頭丸めりゃ丸めたで 「他の兄弟は元々坊主みたいなもんだった」 とか。 イチャモンだろう。
私はそもそも 「初対面でタメ口」 が苦手なので、画面の向こうとは言え亀田一家のようにあれだけガンガンタメ口をカマされるとこっちが当事者であるかのように怒りたくなることが多い(唯一宇多田ヒカルのタメ口だけがなぜか気持ちよかった)。
だからこの一家は好きではないのだが、今日報道されていた 「亀田大毅、アポなしで内藤大助の自宅へ行き謝罪」 というのは、是か非かはさておき共感はできる。
取引先がすごく怒っている時など、電話でアポを取ること自体が怒られることそのものよりイヤで(そもそも電話が大嫌い)、「だったら直接伺った方がマシ」 と思ったことは何度かある。 思ったことはあっても実行したのは1~2回か。 「なんで先方が怒っているのかわからない」 という時。
ところで、「ボクシングを知っている」 という言葉を 「通」 とか 「熟知」 とか言う意味ではなくて、本当に単純にどう認識しているかという点で 「実は亀田一家はボクシングを知らなかった」 というのが真相だったら少し愉快な感じがする。
「調印式てメンチ切る場所ちゃうん?」 「えっ?イザとなったら投げてもええんちゃうん?」 「うそやん!ヒジで目ェ狙ろてええんちゃうん?」 「勝ったら歌ってええんやんな?」 って鳩が豆鉄砲食らったみたいな顔で言って。 余計怒られるか。
まあ、こうなるまでの 「マスコミの持ち上げ方」「落とし方」 さえ気にしなければ、あれだけ肩で風切っていた親子がマンガのようにしゅん、となっている姿は、“いい顔マニア”の私にはすごく面白いのだが、マスコミの 「立ち位置自由自在」 ってつくづく怖い。