BS-2の 「黄金の洋楽ライブ」 で先週末にやっていたのは 「ダイアナ・ロス&ザ・シュープリームス」。 映画 「ドリーム・ガールズ」 のモデルは彼女たちだと思うが、実際そのライブ映像を見ていても、途中加入メンバーであるダイアナ・ロスにばかりスポットが当たっていて、、というか他の二人の扱いが軽すぎて気の毒に思えた。 マイク音量も他の二人は極端に絞られているんじゃないか、というくらい、とにかくくダイアナ・ロスばかりに目が、耳がいくようになっている。
シュープリームスで私が思い出すのは、約3年前、今はつぶれてしまった近所のデパートで、よくある廉価版CDのワゴンセールでのこと。 そこにシュープリームスのCDを見つけ、「ストップ・イン・ザ・ネイム・オブ・ラブ」 が無性に聴きたくなって、1枚ぐらいは持っていてもいいだろうとベスト盤を購入した。
早速クルマで聴いてみると、その歌声はまあ外国人の、しかもおそらく黒人女性のものだとは思うのだが、これが上手くない。 やられた。 「全然関係のない無名のコーラスグループがシュープリームスの名曲を大いに歌う」 といった海賊版以下のシロモノをつかまされた。
ダウンタウンが小学生か中学生の頃、「沢田研二ベスト」 というカセットテープを買って聴いたところ、普通のオッサンが 「♪片手ぬぃ~ ピストドゥ~」 と歌っている自主制作盤みたいなものだったと言っていた。
私の高校の同級生も 「近藤真彦ベスト」 というカセットテープ(時代だねえ)を張り切って購入し聴いたところ、全然関係のないオッサンが歌っていたらしい。 あの頃より音楽の著作権に関してはうるさい世の中になったが、技術的には自分で勝手にCDを作るのは簡単になったはずだ。 今はむしろそういうインチキCDをつかまされたい気がする。