地震、25時間テレビ、そして台風。特にそれ目当てでチャンネルを合わせることはしませんが、(地震と台風に目立った被害がないこと前提で)なんだか「ワクワク」します。
子供時代と違って「そういう番組を観るためなら遅くまで起きていていい」という特約があるわけではありません。それに「遅くまで観ていていい」のはあくまでも「愛」に満ちあふれた「24時間テレビ」の方であって、バカをやり続けるのがモットー(だと思う)の25時間テレビには当てはまりません。
じゃあなぜワクワクするのでしょうか。
この3つに共通しているのは「テレビ局が大変そう」ということです。「他人の不幸は蜜の味」とはちょっと違う(「被災地が大変そう」なのが楽しいわけではなく「テレビ局が大変そう」なのがポインツ)のですが、「なんか慌ててらあ」「(笑えるような)ハプニングでも起これ」という気持ちがあるのは否定できません。
「テレビ局の人って給料がいい」というイメージがあります。番組にミスを見つけたときに沸いてくる不満は「高い給料もらってるんだからしっかりやれ」です。「タダで観てるクセに」という反論は受けつけません。テレビ局の売上であるCM収入は結局広告主企業の製品を購入している私たち消費者の財布から出ているからです。
菊間ジャパンがジャニーズの子と酒を飲んだことについての批判は「未成年と飲むなんて」というより本音は「芸能人と仲良くしやがって」でしょう。
「給料いい」「有名人と会える」。大抵の人はうらやましいはずです。どうやら冒頭の「ワクワク」は「テレビ局へのやっかみ」に起因するようですね。
しかしテレビ局が期待通りにミスをしてもそこには「いい気味」と「けしからん」の矛盾が生じてしまいます。奇跡的にそれを両立させているのがフジテレビの「七三亭しどろもどろ」こと笠井アナ。コンスタントにミスをする彼に対し、視聴者は皆「けしからん」と眉をひそめますが、「噛め、今日も噛め」と思っているのも事実です。「不快だけど、無いと物足りない」。永源遥のタンを待つ気持ちですね。でもダメなものはダメです。
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