朝ごはん本当においしくて車海老なんかも半分干物のようで
絶品なのだが、ごめんなさい!食べきれない!旅館ではいつもそう。
すぐ前に川が流れており、庭園から出られそうだったので
聞いてみるとすぐにスタッフの方が案内してくれた。
前日もそうだったのだが、他の用事をしている最中のスタッフが
ちょっと声をかけただけなのにすぐについてきてくれるのがすごい。
10時からオーナー自らの案内による
「文化財見学ツアー」 があるのだ。
蜘蛛の巣の横糸のつき方に違いがあるの、わかりますか?
上の方は大きさの違う円が幾重にもなっているのに対し
下は渦巻き状になっている1本の線。
黒檀でできた蜘蛛にはちゃんと目が入っている。
掃除して干してある魚網越しの富士。
左下に小さく見える帆かけ舟が可愛い。
たぶん西伊豆からの風景ずらー。
当然接着剤は使っていないので、強度の安定する正三角形が
すべての模様の基礎になるのだそうです。
そうするとこの中ではこの柄が一番難しいそうです。
小さな溝が切ってあり、そこへ嵌まっている。
接着剤じゃないのです。
わかりますか、ガラス越しの景色が縦に少し 「うにょってる」 のが。
昔のガラスの特徴ですね。 カッコイイ!誰も割るなよ!
関係ないが帰りに旧中伊豆町で見つけた、
アグネス・チャンが好きそうな草原。
金で財を成した元々の地主(当時、伊東温泉まで他人の土地を通らずにいけたのだという。 総資産は今のお金に直すと・・・・・・・・・・とにかくスゲエ額さ)が金額に糸目をつけずに造らせたゲストハウスなんでしょう。
今これを造れる職人がいないのもそうだが、材料がもう手に入らないんだそうです。 でもやっぱり職人=技術の方も、ちゃんとお金を払って国が保護するべきだ。 人間国宝に指定されるような人ばかりじゃなくて街の職人の技術を。 「この人死んじゃったらもう造れる人いない」 というのがたくさんあるんでしょきっと。 郵便屋さんの社長はきっと代わりがいるから。 職人の方が私は大事。