「血がサラサラになるブレスレット」 を売りつけて20数億も売り上げていたという会社の社長が逮捕されたそうだ。 全国で次々と簡易な店舗を開き、プレゼント攻勢、安売り攻勢で場をさんざん盛り上げた挙げ句、高額なインチキブレスレットを売っていたのだという。
このような 「催眠商法」 「不安商法」 とかいうのは今までにもさんざん報道されていて、それでもいい大人がまだ引っかかってしまうというのには毎回驚かされる。
ウチの近辺も例外ではない。 そんな店っぽいところに自転車とおばちゃん達が並んでいるところも何度も見た。 先週も仕事先の近くで車で信号待ちしていた時に(そういう類の店っぽいな・・・)と思える所があった。 自転車が所狭しとならび、店内は50代よりも上のおばちゃんおばあちゃんたちで満席だった。
と思ったら帰り道、本当にウチのすぐ近所でも、とある店舗にまたおばちゃん達の行列ができている。 嬉しそうな顔をして自転車で駆けつけるおばちゃん、車椅子のおばあちゃんを伴ってまで来ているおばちゃんが、甲高い声で時折ウン、ウン、となれなれしく話しかける若い店員に並ぶよう指示されてる。
あの手の店舗にもまともなところがあるんだろうか。 ひとりだと判断力が鈍るとか冷静さを欠く可能性もあるが、ご近所の何人かで一緒に来ているらしいおばちゃん達はどんなチラシを見て、どんな井戸端会議を経た上で 「これは行くべきだよね」 と判断したのか。 家族にはその事話したんだろうか。
短い信号待ちの間にも次々と自転車がやってきた。 毒蝮三太夫に 「ババア!この“くたばり損ない”が!」 と言われてもケケケケと笑っていられる神経があるなら、もしそこがインチキの店であっても貰えるものだけ貰っていって帰っちゃうぐらいのことをしてほしい。 イザと言う時はよってたかって店員をキス攻めにでもしちゃえばいい。 店員、再起不能になるよ。