元早稲田大大学院の教授が品川駅エスカレーターで女子高生のスカートの中を覗いた容疑に対して判決が下った。
「罰金50万円・手鏡没収」。
この「手鏡没収」について「なんじゃそら」という声が多く聞かれたが、私の個人的見解では(誰も聞きに来ないが)、「もし
覗きが事実であった場合には、一番痛いところを突いた厳しい判決」だ。
「盗撮ビデオいっぱい持っていたくらいだから覗いたのかも知れないけど、そんなビデオコレクションのことまで世間に知れわたってまあ気の毒だからせめて再犯は防ぐために」必須アイテムの「手鏡を没収」なのだ。元教授が万が一常習犯だったとしたら「それだけはご勘弁を」と加藤優の母のようにひたすら謝ってしまうキツイ制裁。
「手鏡なんかどこでも買えるじゃん」と簡単に片づけてはいけない。重さ、サイズ、輝き、どれを取っても一級品。知らないけど。しかし上級者ほど道具にこだわる。
「倉本聰のドラマの影響でコーヒーミルで豆を挽く人が急増」だそうだ。だったら今頃「あの手鏡はどこで買えるの」と「手鏡界」は大変なことになっているに違いない。