ラーメンの好みは本当にひとそれぞれだ。 私は化学調味料が入っていようが何だろうがガツン!とくるような味、スープを飲み干したら罪悪感が残るような味が好きだ。 従って最近流行りの 「材料には徹底的にこだわってますんで」 系、もう本当に 「美しいお料理」 的なラーメンを食べると必ず物足りなさを感じる。 舌が鈍感なのだろうか、タバコやめたら美味しいんだろうか。
そんな中、テレビにもしょっちゅう出てくる、「天才」 とまで呼ばれる青年の超有名店で店長を務めていた、とかいう人がわりと近所でラーメン屋をオープンさせた。 ノーチェックだったが開店からもう2ヶ月経っており、行列もできているというその店へ行ってみた。
いかにも今風のクールな内装、Tシャツの従業員、洒落たメニュー名、ホテル並みの接客。 ううむ・・・やっぱりカウンターが赤くて、ラーメンしか美味しそうに見えないどんぶりで出てくる店が好きなんだけどな・・・どうかな・・・と思っていたら、これがウマかった。 かなりウマイ。 さすが天才、あるところにはあるんだおいしいスタイリッシュラーメン。 やっと、私が物足りないと思うような 「繊細な感じのラーメンが好きなひと」 と共通の話題を持つことができたな、と安心した。 ってそんな話題でつながなきゃならない状況なんかないけど。
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