わたしのジョギングペースは本当にゆっくりなので、人に抜かれるのは慣れっこだが抜くのには慣れていない。 いつもならわたしを追い抜いていく人が最初は遥か前に見えたのに徐々に近づいている。
あ、わたしもなんだかんだでジョギング1年以上。 あなたの後をついてくだけの女の子からは卒業したみたい、と思って様子がわかるところまで近づくと、そのひとはやや足を引きずっている。 あーね、怪我の後か何かでゆっくり走っていらっしゃるだけだったのだ。
ジョギング終盤でいつもと違う道に逸れてみると細い細い川があり、狭いが沿道があって歩けないこともないので行ってみた。 すると見たことのないキレイな小鳥。 近づくと1メートルだけ逃げて、また近づくとまた1メートル。 追いかけて気がつくと全く知らない景色になっていた。 チルチルミチル。
ええい行ける所まで行ってやれと進んだら初期のジョギングコースで通っていた墓地の裏に出た。 ちょっとしたトリップ気分で楽しかった。
家に帰って 「あの鳥なんだろう」 と調べようとするのだが、模様や大きさを覚えていても検索のしようがない。 どうするか・・・と思っていたら 「鉄腕DASH」 の 「DASH村」 に全く同じ模様の鳥がちょうど出てきた。
モズ だった。 深追いしすぎて 「はやにえ」 にされなくて良かった。 ジョギング中にいろんな鳥を見るので、最近発売開始された 「週刊 日本の野鳥」 を買いたくなってきているところだったんだよな。