職場の女子が資生堂CMのDVDを購入したので観た。 ドラマやCMに限らず一般市民の日常会話も年月を経るにしたがって 「スレる」、というか、まあ昔は 「この言葉はこういうときに使うもの」 という礼儀というか縛りみたいなのがまだカタいところがある。 それがまたいい。
第1弾のDVDは1961年から始まるのだが、初期のCMはまだ所謂 「広告コピー」 として狙って考えられたフレーズがまだあまりないからストレートで面白い。 化粧品の成分も今では使わないよというものもあるのだろう。 これがそれに当たるかどうかはわからないが、ローションだか化粧水のCMで、女性しっとりナレーションが
「過酸化水素水の効果」
というフレーズをカマしてきたのがちょっとした衝撃だった。 オ、オキシドール・・・。
第1弾は70年代まで。 80年代が楽しみ。
「旅チャンネル」 や「居酒屋本」 などをみて、全国の居酒屋、バーで飲んではブツクサ呟いている太田和彦というおっさんはいったい何なんだと首を傾げている人がいると思うが、これらの素晴らしい資生堂の広告を作ってきたひとりでもあるのです。 覚えておこう。