8年前の今日は、近所のおじさんにもらったセイゴをローズマリー風味で焼いてつまみにしながらテレビで 「あの光景」 を観ていた。 「こんなこと現実にあるのかよ」 という疑問は、実際現実なだけに否応もなく認めさせられたし、今も忘れられない。
実はあれ以来、爆撃機が頭の上を大挙飛んでいくとか、目の前のビルが崩れていくとか、とんでもなく高い波が押し寄せてくる、という夢を定期的に見る。 途中から 「これは夢だ」 と自覚できるので怖い思いは短い時間で済むのだが、わりとよく観る。
こうの史代のマンガを読んだショックが大きかったからだろうか、ついこの間も爆撃機の夢を見た。
そういう 「とんでもない光景」 を見たら 「死ぬものだ」 と思っている。 「爆撃されてるから死ぬ」 「高い波が来るから死ぬ」 とかではなく
、「一生に一度見るか見ないかのすごいものを見ちゃったので一生が終わる」 という感じ。 せいぜいキレイな夕焼けぐらいでいいので、平凡な景色だけを見せてください。