2週間前ぐらいの晴れた日、勝手に 「明けたね!梅雨!」 と思っていたので、 一年中で梅雨明けの時期にしか聴かない 「ALONG VACATION(大滝詠一)」 を車の中でさんざん聴いちゃぁ歌っていた。 また上手くなっちゃった。 もう25年以上聴いて、歌っているのか・・・今度オレ、カラオケでこのアルバムの曲まるまる歌うから誰か・・・やい!のび太!付き合えよ!
1曲目 「君は天然色」 の中に
「渚をすべるディンギーで手を振る君」 という歌詞がある。 このディンギーという言葉は松田聖子の 「白いパラソル」 の中でも
「風を切るディンギーでさらってもいいのよ」 と歌われているのだが、この2曲で聞く以外、普段の生活では一度も聞いたことがない。
結局 「ディンギーってなんだろう」 ということについてはあやふやなまま、調べてみようなんて事もないまま大人になって、つい先日ああそうか、と思い出してインターネッツで調べてみるとすんなりわかった。 皆さんも調べてみはったらよろし。
この2曲は松本隆の作詞である。 ディンギーはたまたま一般市民に浸透するようなことはなかったのだが、私たちは歌のタイトル、歌詞を通じてこの松本隆、阿久悠、阿木燿子などから、「初めて聞いたけど何かわくわくする感じの言葉」 というのをいっぱい教わってきたと思う。 思いつくままに挙げてみると・・・・・・
ま、そう簡単に思いつかないけどさ。 皆さんにとってもそういう 「響き」 というのは数々あっただろう。
本当に松本隆には青春を色づけてもらった。 大滝詠一を聴いていなくたって私たち世代全般的に松田聖子の歌でたくさん。 「エチュード」 とか、結局未だに意味知らないけどなんか“いい感じ”なのだ。
けど、
「渚のバルコニー」
ってどうだっけ?「バルコニーで待ってて」 にグっと来るほど 「バルコニー」 って新しい言葉だったっけ?当時まだ 「ベランダ」 だけ?今バルコニーと聞いたって 「マンションモデルルーム」 とか 「幹線道路沿いのエクステリア屋さん」 の映像が思い浮かぶぐらいのものでスペシャル感はゼロ。
-追伸- ソフトバンクのCMで松田聖子が故郷の方言を喋っているが 「聖子ちゃんは地元の言葉で演技してもやっぱり大根なのね」 と安心する。